アメリカの複数の出版社が、文字を読み始めた子供たちのための、読みやすい絵本シリーズを展開しています。
読み聞かせの絵本との大きな違いは、文字の大きさ、行間の広さです。単語ももちろん平易なものを中心に使われています。ですがフォニックスのための絵本のように、規則正しいスペルの単語を集めたがためにストーリー展開が不自然になってしまっているような本はありません。読む練習のための絵本ではなく、ストーリーも楽しめる絵本です。
文字はもう充分読めてきているはずにもかかわらず、自分で読むより読んでもらう方が楽だから、とサリーに「読んで〜」と本をもってくるプチーに、なんとか自力で読む気を起こさせたくて、それまで読み聞かせていた絵本よりもレベルを落とし、読みやすい本を何冊かそろえることにしました。
読む気を起こさせるために色々と試してみました。まずはそれまでに何度も何度も繰り返し読んだことのある絵本を使って段階的に読ませていました。
♪ほとんどサリーが読み、必ず読めそうな短い単語のみプチ−に読ませる
↓
♪決り文句、繰り返し何度も出てくる文章のみ読ませる
↓
♪一文ずつサリーとプチ−が交互に読む
↓
♪特定の登場人物のセリフのみプチ−が担当して読む
これらのことを少しずつ試し、徐々に読むことに慣れさせました。
そうしてからいよいよ、それまでに一度も読んだことのない[プチ−が自力で読むための本]を導入しはじめました。サリーが勝手に決めているルールがいくつかあります。
♪プチ−が自力で読むための本は、サリーは絶対読んではあげない
♪自力で読ませるだけでなく読み聞かせの本を使って十分読み聞かせもする
♪プチ−が「読むのを手伝って」と言った時は必ず付き添う
♪ひとりで読みたがっている時は正しく読めているか監視せず好きにさせる
♪棒読みで単調になりがちなのでセリフ部分は声色を使わせる
サリーに読んでもらえると思うと読む気が失せるようですので、プチ−にとって[読んでもらえる本]と[自分で読むしかない本]をきっちり区別することにしました。
実際にまず使い始めたのは[All Abord Reading シリーズ]です。
・このシリーズの三歳〜六歳向けは<Picture Readers>へ
・幼稚園年中、年長向けは<Pre-Level-1>へ
・幼稚園年中から小1向けは<Level-1>へ
・小1から小3向けは<Level-2>へ
・小2から小3向けは<Level-3>へ
リンクからとんでみてください。
スクロールが大変でも大丈夫、という方は(つまりページが縦に長いのです!)この下からどうぞ気長にみてみてください。
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| ・・・・・All Aboard Reading シリーズ・・・・・ |
アメリカのGROSSET&DUNLAP社のこのシリーズは五レベルにわかれています。
・Picture Readers(三歳〜六歳)
・Pre-Level-1(幼稚園年中・年長)
・Level-1(幼稚園年中〜小1)
・Level-2(小1〜小3)
・Level-3(小2〜小3)
(参考年齢は英語圏の子供の年齢です。クリックすると各レベル部分へとびます)
一部、よく出てくる単語部分を絵に置き換えてあるリーバスブックです。絵に置き換えられている単語は絵本の末尾であらためてまとめてとりあげられていて、本を切り取り、フラッシュカード(表が絵で裏は文字)を作ることもできます。 |
・Don't Wake the Baby!
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犬、ハエ、哺乳瓶など赤ちゃんの周りにある単語24語が絵に置き換えられています。
赤ちゃんのまわりで聞こえる色々な音が、眠っている赤ちゃんを起こしてしまうのでは、と気が気ではないお姉ちゃんのお話です。
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テーマが日常的ですので出てくる単語も是非知っておきたい単語ばかりです。
・The Big Snowball
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マフラー、そり、など冬に関する単語を中心にニ十四の単語は絵に置き換えられています。大きな雪のボールをつくってエイッとなげたら、車の前にとびだしたり、鳥をびっくりさせたりしながらどんどんと飛んでいってしまった、というお話です。
見開き右側は絵のみで、左側のページに字が書いてあります。リーバスブックではありますが一ページ平均三〜五行の文章が書かれているため結構な量の英語を読むことができます。 |
・Otto the Cat
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ネコ、ベッド、家、などの単語が絵に置き換えられています。
この絵本は以前から読み聞かせにも使っていましたが、読み聞かせるだけでは少し物足りない長さかな、という印象でした。ですが絵に置き換えられている単語部分を、サリーにかわってプチーが読むことによって、全く字が読めない頃から読んでいる気分を味わえました。 |
そして字が読めるようになってからは真っ先に自分ひとりで読めるようになった本のうちの一冊です。
オットーという飼い猫の、とある一日の話です。
・Is That You, Santa?
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サンタ、トナカイなどの単語は絵に置き換えられています。「サンタさん早く来ないかなぁ。」とドキドキしながら待つ男の子のお話です。
この本もクリスマスの読み聞かせ絵本としてずっと以前から持っていた絵本で、クリスマス用語がたくさんでてきます。 |
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*Pre-Level-1 (Preschool-Kindergarten)
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別の名を[First Friends First Readers]というこのレベルはアメリカの小学校入学前の子供たち対象です。平均四・五語くらいの短文ばかりが一ページに一文から三文くらいですから、まさに読み始めの子供たちがなんとか読み進めることができるくらいのレベルです。入門編です。
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・Fun With Mo and Ella
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二話おさめられています。
似たような表現が繰り返されるので読みやすく、親しみやすい展開となっています。
仲良しのゾウとネズミの友情のお話です。お友達との関係、という身近な題材ですし、なんともいえないほのぼの感がかわいらしいお話です。
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・Meet Trouble
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二話収められています。
短い文章が一ページ平均一文ずつしか書いていませんが、一部韻を踏む表現が使われているため、単語は日頃あまり馴染みのない単語が使われているように感じました。
と言ってもマザーグースほど難解なものではなく、語彙が多ければ当然知っているはず、というレベルの単語ばかりです。 |
おりこうにしていたいのに、ついお部屋を散らかしてしまう、という困った子ネコのお話です。
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[Station Stop1]とも呼ばれている、このレベルの別名は[Beginning to Read]です。このレベルはアメリカの小学生一年生くらいの子供たち対象です。少し一つ一つの文章が長くなります。一ページに平均三行ほどです。初級編です。
ですが、このレベルの中の理科シリーズでは本格的な細かい説明文がならびますので語彙量も多くないと読みこなせないのではないかと思います。文章も一ページ平均五行以上は並んでいます。
理科シリーズは、レベル的には難しいものの、それを読むことにより新しい知識を得ることもできますし、知的好奇心を満たすことのできる本ですので、読んでいてとても楽しめます。(理科シリーズはこのレベル以外でも展開しています。) |
・Butterflies
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理科シリーズです。蝶の生態が詳しく紹介されています。
[さなぎ]と言う単語こそでてはきませんでしたが、いくつか馴染みのない単語も出てきます。少なくとも日常的には使わない単語がいくつもあります。
写真ではありませんがいくつもの種類の蝶の絵(というより精巧な紙細工)をみることもできます。
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・Who Stole the Cookies?
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あの有名なチャンツをもとにした絵本です。チャンツの歌詞そのままではなく、さらに文章が追加され、お話として楽しめるようにふくらませてあります。
クッキーを食べちゃったのは誰なのかをみんなで探します。
チャンツ部分はやはりリズムにのって、のりのりで読みたい☆
(チャンツはやっぱり楽しい!) |
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[Station Stop2]とも呼ばれているこのレベルの別名は[Reading with Help]です。アメリカの小学生低学年向けですからさすがに内容、単語ともに少し難しいものがでてきます。[Reading
with HELP]というレベル名通り、プチーもサリーの助け無しでは読み進めることが出来ません。(幼稚園年長現在)
文章は一ページ十行弱、ページ数も五十ページ近くにのぼりますから、しおりをはさみ何度にもわけて読み進め、ようやく読み終わることができるくらいのボリュームです。
ジャンルも小説、伝記、理科系ノンフィクション、歴史系ノンフィクション、と幅広く(その割にはタイトル数が少ないのが残念です)内容も充実しているので[英語で知識を得る]のにはぴったりです。ノンフィクション系はサリーの知らない単語が遠慮なくでてきますし、サリーもプチーと一緒に学べる内容です。 |
・Volcanoes: Mountains That Blow Their Tops
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火山についての本です。
導入部は、小さな島で実際にあった火山の大爆発の話から始まり興味深く読み進めることができますが、そのあとからは本格的な解説が始まります。 |
絵が多いので(どちらかというと絵本に近いくらいの挿絵の量です)わかりやすいとは言え、地球の構造、火山爆発の仕組みは単語も知らないものばかりで、サリーも辞書をひきながら発音を確認したページが多くあります。
読み終えた時のプチーの感想は「やっと終わった☆」でした。自力で読むにはあまりにも難しい内容でした・・・。
ですがこの手の本は英語に加えて理科の知識もついてきますのでこれからも冊数を増やしていきたいと張り切っています!(サリーだけ?)
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[Station Stop 3]とも呼ばれているこのレベルの別名は[Reading Alone]です。アメリカの小学生低学年向けで、すでに文字をうまく読め、本を自分ひとりで読み進めその内容を楽しむことの出来る子供向けです。この[All
Aboard Reading]シリーズで一番難しいレベルなだけあって、とてもではありませんがプチーに自力で読ませてみよう、と思える本ではありませんでした☆
一番の理由は文章の長さです。わからない単語が少々でてきても適当に読みとばすことの出来るプチーでも、どこで区切っていいのかわからない文章は読みづらいのでは、と思い、結局サリーが読んでやりました。
関係代名詞、句や節もごく自然に文章に取り入れられているため読み物としても充分楽しめ、しかも内容はチャプターブックよりも簡単なため、気軽に聞ける[読み聞かせの本]となってしまいました。
ですがせっかく[自力で読ませるための本]として購入しましたから、なんとか[読み]へもつなげていけたら、と願っています。
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・Anne of Green Gables
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かの有名な[赤毛のアン ]をかなり簡単な内容に凝縮して五十ページ弱におさめてあります。(一ページに英文十行ほど)
当然内容がかなり薄っぺらくなってしまい、正直言って[赤毛のアン ]の原作のよさはほとんど残っていません。 |
とは言っても、原書をそのまま読むのはまだまだ難しいであろう幼稚園児のプチーに「こういう本があるんだよ。」ということを教えてやるにはちょうどいいのでは、と感じました。まずはこの手の本を他にも与えてやりたいと思っています。
もう少し大きくなってから「原書を手にしてみたい」とプチーが自ら感じてくれたら、と願っています。
この本であれば何度か読んでやれば、少しずつプチー自身が読み進めることもできそうです。(なんとか[自力で読む]という方へもつなげていきたい☆)
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