赤ちゃんにもきちんとした日本語を話し掛けてあげたい |
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>日本語での語りかけ |
サリーはプチーがうまれた時から、ごく一般的な日本語(と英語)で話し掛けつづけています。いわゆる赤ちゃん言葉はいっさい使わずにきました。心がけていたのは ・正しく ・丁寧な表現を ・表現豊かに ・抑揚をつけ、はっきり ・ゆっくり、やさしく ・できるだけ頻繁に といった点です。赤ちゃん言葉であっても、大人が使う言葉であっても、どちらにしろプチーにとっては何もかも始めてですから、簡単だとか難しいとか、そんなことは関係ない気がしていました。 食べ物のことを[まんま]と覚えたと思ったら、いつの間にかその日本語は通用しなくなり、新たに[ごはん]という言葉を覚えなくてはいけないのは二度手間に思えました。ですから最初から[ごはん]という言葉を使いました。 正しく、と言ってもサリー自身それまであまり意識せずに言葉を使ってきていましたから100パーセント正しいとも言えないのですが、明らかに間違っている言葉や表現(例えば「食べれない」)はできる限り避け、赤ちゃん言葉(たとえば「ぶーぶー」や「わんわん」)も避けました。 発音面でも「おいちいでちゅよ〜(おいしいですよ)。」とわざわざ間違った発音を聞かせることは無駄であるだけでなく害があると思っていましたから、正しく(と言うよりごく自然に)発音するよう努めました。 丁寧な表現を使うということに関しては、更に気をつけました。相手は赤ちゃんですから、いくら赤ちゃん言葉を使わないからといって、本当に大人に話し掛けるような話し掛け方は、もちろんしませんでした。 文章は、語尾を濁さずはっきりと完結させるようにしました。「これにしぃ。(関西弁)」ではなく「これにしておこうか。」または「これにしましょうか。」です。「どれ?」ではなく「どれにしようか?」または「どれにしましょうか?」です。 たいしてかわらないと感じるか全然違うと感じるか、ただ感覚的なことでしかありませんが、サリーにとっては大切なことでした。 表現豊かに話すことは、サリーにとって、正直言って難しいことでした。「すごい」とか「いけてる」とか、便利に使いまわせる言葉がいくつもありますから、普段はそういった言葉を乱用し、適当に話をしてきました。ですからいざ他の表現を使おうにも、最初はうまく出てきませんでした。 しかも普段の会話があまりにもお粗末だったサリーが、いきなり(プチー以外誰も聞いていないとは言え)風にゆれる木々の話をしたり、耳を澄ますと聞こえる虫の音の話をするのは、どうも照れくさかったものです。 ですが意識しなければサリーも「すご〜い」「かわいい〜」で済ませてしまいがちでしたから、できる限り物事を具体的に描写するように努めました。 抑揚をつけてはっきり話すことは、サリーの得意分野です。もともと英語が好きですから、イントネーションの大切さはわかっています。その上、単調に話すより、あがったりさがったり抑揚がある方が楽しく話せます。 まだ言葉があまりわからない赤ちゃんでも、はつらつとした話し方を聞いているほうが気分がいいはず、と、いつもご機嫌な調子で話し掛けるようにしていました。 ゆっくり、やさしく、ももちろん大切です。はつらつとしていても早口では赤ちゃんにとって聞きづらいはずです。サリーの話し掛けはただの雑談ではなく、言葉を学ぶためのレッスンでもあります。ですから聞いていて快適で、なおかつ、プチーが発音や表現をきちんと学べるように意識する必要がありました。 できるだけ頻繁に、というポイントは何よりも大切なことです。サリーは、苦にならない程度にひたすらプチーに話し掛けるようにしていました。もちろん苦になるのはプチーではなくサリーのほうです。たまにはゆっくり新聞でも読みたい、とふと思う時もありました。 ある程度大きくなってしまうと無理ですが、まだプチーが赤ちゃんの頃は、新聞をベビーベッドの横で音読していました。新聞も読みたいけれど、プチーをぼ〜っと寝かしておくのもかわいそうかな、と思った時の苦肉の策です。 話し掛けているわけではないけれど、黙読ではなく音読することで、少しは話し掛けているのと同じような効果があるかも、なんて考えていました。(かなり無理がありますが) とにかく頻繁に話し掛けるということは、子供にとってとてもいいことだと信じて、できるだけ話し掛けるようにしていました。ですが振り返ってみると、もっともっと話し掛けてやってもよかったなぁ、と感じます。当時は必死で頑張っていたつもりなのですが・・・。 ↑ページトップへ |
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